宝塚歌劇団の株式会社化について
これまで、宝塚歌劇団においては、阪急阪神ホールディングス株式会社、阪急電鉄株式会社と一体となって、所属する劇団員をはじめ、宝塚歌劇の運営に携わる全ての関係者が、安心してより良い舞台づくりに精進できる環境の整備を進めてまいりましたが、その取組の一環として、本日2025年7月1日、「株式会社宝塚歌劇団」として新たなスタートを切りました。
この株式会社への移行を通じて、内部統制システムを強化するとともに、取締役の過半数を社外出身者で構成することで、より透明性が高く、ガバナンスの効いた組織を構築してまいります。
ただ、このような組織体制の移行はプロセスの一つに過ぎず、こうした仕組みを土台としながら、今後も引き続き改革・改善に向けた取組を地道に粘り強く、歩みを止めることなく進めてまいりたいと考えています。
また、変化の激しい時代だからこそ、「変えるべきところは柔軟に変え、変えてはならないところはしっかりと守りながら、宝塚歌劇をいつまでもお客様にお届けする」という信念をもって、今回の組織体制の移行を契機に、組織運営のさらなる高度化や組織文化の再構築を図り、どのような変化に対しても柔軟に対応していける組織となることを目指してまいりたいと考えています。
宝塚歌劇を新しい時代に相応しい形へと発展させることで、宝塚歌劇を応援してくださる多くのお客様に、これからも“夢”と“感動”をお届けできるよう、劇団員・スタッフ一同が一丸となって精進してまいりますので、今後も変わらぬご支援・ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。